スピナー型のフィールド
スピナー(spinner)は、数値の入力に適したフィールドです。入力欄の右に上下の矢印ボタンが表示され、それらをクリックすることで、数値を入力することができます。また、入力欄に数値を直接に入力することもできます。
スピナー型のフィールド
スピナー型のフィールドの定義
スピナー型のフィールドを作るには、カスタムフィールドの設定ページの「フィールドの定義」の欄に、以下のように定義を入力します。
fields:
フィールド名:
type: spinner
label: ラベル
class: クラス名
label_class: ラベルのクラス名
min: 最小値
max: 最大値
step: 増分
default: デフォルト値
required: 必須設定
他の型のフィールドにはない設定項目として、「min」「max」「step」があります。
「min」と「max」は、入力できる値の下限/上限を指定する際に使います。値の範囲を制限しない場合は、これらの行は不要です。また、min/maxのどちらか1つだけを指定することもできます。min/maxを指定した場合、その範囲外の数値を入力して記事等を保存しようとすると、範囲外であるというエラーメッセージが表示されます。
「step」は、上下の矢印ボタンをクリックしたときに、数をいくつずつ増やす/減らすかを指定するものです。この行を書かない場合は、矢印ボタンをクリックした際に、数が1つずつ増減します。
なおレイアウト用HTMLやレイアウト用CSSなどの書き方は、他の型のフィールドと同じです。
スピナー型フィールドの例
以下の図のようなフィールドを追加したいとします。
スピナー型のフィールドの例
また、フィールドの内容は以下のようにしたいとします。
スピナー型のフィールドの内容
設定項目 | 設定値 |
名前 | sp |
ラベル | 数値 |
入力値の下限 | 0 |
入力値の上限 | 10 |
この場合、フィールドの定義の欄には、以下のように入力します。
スピナー型フィールドの定義の例
fields:
sp:
type: spinner
label: 数値
min: 0
max: 10
また、レイアウト用HTMLの欄には、以下のように入力します。
スピナー型フィールドのレイアウト用HTMLの例
<p>{{sp_label}} {{sp}}</p>
スピナー型フィールドの値の出力
テンプレート内でスピナー型フィールドの値を出力する場合、他のフィールドと同じく、MTFLCFValueタグを使います。
例えば、カスタムフィールドのテンプレートタグ名を、「MTEntryFLCF」にしたとします。また、そのカスタムフィールドに、「sp」という名前のスピナー型フィールドを入れたとします。この場合、このスピナー型のフィールドの値を出力するには、以下のようにテンプレートを組みます。
スピナー型のフィールドの値を出力するテンプレート
<mt:EntryFLCFBlock>
・・・
<$mt:FLCFValue field="sp"$>
・・・
</mt:EntryFLCFBlock>